新レシカルボン坐剤
新レシカルボン坐剤はゼリア新薬から出ている座薬です。吐き気があって薬が飲めない人や、便秘がひどくて即効性を求める方に使われます。

お医者さんで処方されている薬ですが、どうして便秘に効くのか、市販品はあるのかについて調べました。

なぜ便秘に効くの?

新レシカルボン坐剤は、直腸の中で炭酸ガスを発生させる薬です。ガスによって腸は刺激を受け、蠕動運動を開始することで便秘が解消されます。

便秘になると、腸は血行が悪くなります。便が腸管を圧迫するためです。血行が悪くなると、腸の排泄機能が低下してしまいます。

炭酸ガスが腸内で発生することにより、ガスが腸壁を押します。押されたことによる刺激で、直腸が動き出し、便秘解消につながるのです。

直腸内に入るとすぐにガスの発生が始まりますので、坐剤を入れてから効果が出るまでは10分~30分と比較的短時間で便秘が解消します。

使用後、30分間で変化がない場合は2個目を入れても大丈夫です。たとえそれで効果がなかったとしても続けて3個目を入れてはいけません。3個目は、6時間くらい間隔をあけてから入れて下さい。


使用するときの注意

新レシカルボン坐剤は、薬によって刺激を与え、直腸を無理やり動かす薬なので依存性があります。このようなタイプの下剤を、「大腸刺激性下剤」と言います。大腸刺激性下剤には以下のような注意点があります。


依存性がある

腸は、刺激にとても慣れやすい臓器です。そのため、新レシカルボン坐剤のように大腸刺激性下剤が常用されてしまうと、自分から働かなくなってしまうのです。

たまに使う程度なら良いのですが、ごくまれに便秘の予防として常用する方がいらっしゃるようです。すると、腸はどんどん刺激になれてしまい、自分で蠕動運動を起こさなくなってしまうのです。自力排便がなくなってしまう現象です。

こうなると、腸は伸びきったゴムのようになってしまいます。腸自体への刺激は受け続けるのでメラニン色素の沈着も起きます。メラニン色素は肌が刺激を受けた時に、深部の組織を守ろうとして分泌される物質です。

腸が黒くなり、伸びきってしまった状態を「大腸メラノーシス」と言います。治すにも時間のかかる病気です。このような危険がありますので、新レシカルボン坐剤に限らず、大腸刺激性下剤の常用には気を付けましょう。

⇒ 大腸メラノーシスの恐怖【下剤の副作用に注意しよう!】


持病、アレルギーのある人、妊娠中の方は医師に相談が必要

使用後に一時的に腹痛を起こすことがあります。一時的でも、腹痛を起こすことは妊婦さんにとって時期によっては切迫流産や切迫早産を誘発してしまう可能性があります。

必ず医師に申し出るようにしてください。なお、12歳未満の方は使用できません。


新レシカルボン坐剤の副作用

薬には必ず副作用があります。新レシカルボン坐剤の副作用は、腹痛です。

重いものとしては、ショック状態になることがあるようです。めったにないらしいのですが、初期症状が出た場合はすぐに使用をやめ、医師の指示に従ってください。


副作用での初期症状とは


  • 気持ち悪い
  • めまいがする
  • 息苦しかったり、胸を圧迫されたような感じがある
  • 目の前が暗くなる
  • 動悸がする
  • 冷や汗が出る
  • 手足がしびれる、急に手足が冷える

などです。


新レシカルボン坐剤は市販されている?

「新レシカルボン坐剤S」が市販されています。第3類医薬品なので、薬剤師の指導等必要なく、普通に薬局で買えます。

病院で処方される新レシカルボン坐剤の成分と、新レシカルボン坐剤Sの成分は変わりません。

どちらも、

本剤1個(2.6g)中
炭酸水素ナトリウム…0.500g
無水リン酸二水素ナトリウム …0.680g

となっていますので、効果も変わらないようです。こちらも、病院で処方されるものと同じく、常用は避けてください。妊娠中の方は医師から処方を受けたほうが安心です。