パーキンソン病ってどんな病気?

手が震えてお茶こぼす男性

パーキンソン病とは脳内の「黒質神経細胞」という神経細胞が減少することによって発症する病気で、脳からの命令伝達が上手く働かなくなり、特に身体の運動に障害をもたらす病気です。

稀に若い人でも発症することがありますが、50~60歳代の中高年層に多い病気で、65歳以上になると約100人に1人の頻度で発症するとも言われています。

主な症状として、何もしていないのに手足がふるえる「安定時振戦」と呼ばれる症状や、動きが遅くなったり少なくなったりする「無道」と呼ばれる症状、筋肉がこわばった状態になる「固縮」、姿勢バランスの維持が難しくなりよろめいたり、転んだりしてしまうことが増える「姿勢反射障害」などが挙げられます。

これらによって、顔の表情の変化が乏しくなったり、声が小さくなる、姿勢が常に屈んでいる、歩行が小股になるなど、日常生活でのさまざまな行動・運動に問題を起こすのがパーキンソン病の特徴です。

著名人の中にもパーキンソン病を公表している人がいますが、中でも有名なのは元ボクシング世界王者で1996年7月アトランタオリンピックの聖火台最終ランナーだったモハメド・アリさん。

表情は少なく、手足は震えながらも聖火を点火する姿に見て、パーキンソン病という病気に対する理解が一気に広まったと言われています。

他にも有名な映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の主演で知られているマイケル・J・フォックスさんも、自身がパーキンソン病であることをあるテレビ番組を通して公表しました。

彼は30歳という若さだったにもかかわらず、若年性パーキンソン病を発症したそうです。


パーキンソン病の1症状としての便秘

パーキンソン病の患者さんでは、先に挙げた運動にかかわる障害以外にも、さまざまな症状が見られます。

例えば、睡眠障害。不眠など寝つきが悪くなったり、眠りの質が低くなり夜中に目覚めてしまうなど、睡眠に支障をきたすことがあります。

また抑うつや慢性的な不安感、無関心などの精神面での症状や、認知症など認知機能に関する障害もパーキンソン病の症状の1つです。

また、これらに加えてパーキンソン病患者さんの多くを悩ませるのは、便秘や排尿障害など、自律神経の失調によって引き起こされる種々の症状です。

「パーキンソン病になると便秘になる?」と不思議に感じられる人もいるかも知れませんが、この2つのまったく異なる病気、実は「自律神経」によって繋がっているのです。

排便に重要な役割を果たす大腸の蠕動運動は、大腸で作られた便を肛門から体外に押し出す働きを担っており、この蠕動運動の活性化には自律神経が深く関与しています。

パーキンソン病による脳内の障害は身体に運動を指令する神経のほか、この自律神経の働きも低下させてしまうため、大腸の働きが低下、便秘の症状を引き起こしてしまうのです。

さらに自律神経の問題以外にも、パーキンソン病の患者さんには、便秘になりやすい要因がいくつかあります。

例えば、全般的に運動量が低下しているため、身体の筋力が衰え、便を押し出す力が弱くなっていたり、食事や水分の摂取量が減少するため便が腸内にとどまりやすくなることなども便秘症状を引き起こす一因となるため、多くのパーキンソン病患者さんが便秘の症状を発症することになるのです。


どうしたらパーキンソン病は治る?便秘を解消できる?

パーキンソン病の治療は薬物が中心となり、L-ドーパという薬の服用が基本的な治療方法とされています。

しかしながら、パーキンソン病そのものを治癒したり、完治させることには当然、一定の時間がかかります。

その間、便秘などの症状は継続してしまうため、薬物治療だけではなく便秘そのものへの対処も必要となります。

例えば、パーキンソン病患者さんの便秘への対処としては、散歩や体操など、身体に大きな負荷のかからない運動を継続的に行うことが有効です。

便秘の原因の1つが運動量の低下と考えられるため、定期的な運動習慣によって腸の動きを活性化させたり、さらなる運動量の低下、筋肉量の低下を防ぐという効果を期待できます。

食生活の面では、食物繊維や水分の摂取を積極的に行うようにすることが、便秘の解消に有効です。

パーキンソン病患者さんでは全般的に食欲が低下していたり、水分の摂取量が減少することが知られています。

食事量が低下すると便の量も減少し、大腸から排便されにくくなったり、また体内の水分量が減少すると便が固くなってしまい大腸内に便がとどまりやすくなってしまいます。

食事量そのものを増やすことは難しいですが、胃や腸で消化・吸収されにくい食物繊維の摂取割合を増やすことで、便の量を増加させ、できるだけ排便が起こりやすくすることは便秘解消に効果的です。

合わせて水分を積極的にとるようにすることも有効です。

一方で、これらの便秘の原因や対処以外で、治療で使用している薬剤の副作用として便秘になっているケースも考えられるため、定期的な運動や食事内容を改善しても効果が見られない場合は、医師と相談しながら便秘の解消を進めていく必要がありそうです。

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