便秘と腸

普段、私たちが口にする食べ物は、食道を通って最初に胃へ入り、その後小腸、大腸、直腸を通って排便されます。

いわゆる消化・吸収機能を担っているのが胃や小腸であるのに対して、糞便を作るという役割を担うのが大腸。

胃から小腸に至る段階でドロッとした液状になった食べ物が、大腸を通り抜ける間に内部の水分が吸収されて固まり、糞便に変わっていくのです。

この大腸にできる悪性腫瘍が大腸がん。女性がかかるがんでもっとも多いのは乳がんなのですが、死亡数としてもっとも多いのはこの大腸がんなのです。

独立行政法人国立がん研究センターの調査によると、2013年の1年間で2万人以上の女性が大腸がんで亡くなっています。

ちなみに、男性の場合は肺がんによる死亡数が圧倒的に多いのですが、大腸がんによる死亡も肺、胃に次いで3番目に多く、男女を合わせると1年間で5万人近くの人が大腸がんで亡くなられているのです。

そのような事実があるにもかかわらず、また大腸がんも含め一般的には早期発見ががん治療に非常に重要であるにもかかわらず、大腸がん検診を受診する人は他のがん検診に比べて少なかったり、大腸がんにかかった時にどのような症状になるのか、といった知識はあまり理解されていないようです。

便秘の人は大腸がんになりやすい?!

実は以前まで、「大腸がんにかかりやすいのは、日頃から便秘がちな人」という説があったのですが、これは間違いであることが2007年に厚生労働省が発表した調査結果により明らかにされました。

これは、全国の40~69歳の男女約8万人を対象にした「便通、便の状態と大腸がん罹患の関連」という約7年に渡る追跡調査で、調査開始時の日常生活における”便通”、”便の状態”とその後の大腸がん発症の関係性を統計的に調査したものです。

最終的に調査回答が得られた6万人のうち、7年間の調査期間内に大腸がんを発症したのは男性303人、女性176人の合計479人。

この大腸がんを発症した人の調査開始当初の”便通”を確認したところ、「毎日2回以上」、「毎日1回」、「週2-3回」の回答選択肢の間で大腸がんになりやすい傾向や偏りはほとんど見られなかったとのことです。

つまり、結果として便秘がちな人と、そうでない人で大腸がんの発症リスクに違いが見られず、それまでの通説が誤りであったことが分かりました。

最近では、普段から便秘の人が将来的に大腸がんになりやすいというよりもむしろ、大腸がんそのものが便秘の症状を引き起こすと考えられています。


その便秘の原因が、大腸がんかも

何も問題無かった便の習慣が変わってきたとき、つまりある日突然便秘になった!という場合こそ、注意が必要なのです。

例えば、数年前までは毎日だった排便が、最近は3日に1回になった…など、便秘の原因が実は「大腸がん」であるかも知れないのです。

このような、大腸がんなどの疾患と合わせて発症する便秘は一般に「器質性便秘」と呼ばれ、がんでできた腫瘍など腸そのものに何らかの障害ができ、便が上手く腸管を通れない状態になってしまうと、便秘が発生するというメカニズムです。

「たかが便秘」とは考えず、大腸がんも含め、まずは「大腸に何か問題が発生しているかもしれない」と疑ってみることが大切なのです。

特に、大腸がんは遺伝的な影響もあるため、近親者に大腸がんに罹患した人がいる場合などは注意が必要です。

また、「最近、便秘になった」というだけではなく、「普段は便秘気味なのに、最近は下痢気味であることが増えた」など、通常の排便習慣が変わってきたと感じた場合も、その原因は大腸の異変である可能性があります。

大腸がんの可能性も頭に入れつつ、早目に医療機関の診察を受けた方が良いでしょう。

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