大腸がんってどんながん?

調子の悪い大腸

一般に大腸と呼ばれる部位ですが、医学的には6つの細かい部位に分類されます。

小腸から繋がる盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸までの5つの部位は総称して結腸と呼ばれ、肛門に繋がる直腸を加えた6つの部位で大腸は構成されているのです。

同様に大腸がんも、腫瘍が発生する部位によって結腸がんと直腸がんに分類されます。

以前は日本人の大腸がんと言えば直腸がんが多かったのですが、食生活の欧米化に伴って結腸がんが増加、現在では発症する大腸がんの約6割が結腸がん、約4割が直腸がんとなっています。

国立がん研究センターの調査によると、2011年にがんと診断された症例約85万件のうち約12万件が大腸がん、そのうち約8万件が結腸がん、約4万件が直腸がんでした。

ちなみに、最も罹患数の多いがんは胃がんで約13万件、大腸がんに次いで多いがんが肺がんで約11万件となっています。

また、2013年にがんで死亡した症例が約36万件のうち、最も多いのが肺がんで約7万件、大腸がんによる死亡は約5万件で全体の3番目でした。

一方で男女別にみると、女性のがん死亡の原因で最も多いのは、肺がんではなく大腸がん。

女性のがんによる死亡約15万症例のうち、大腸がんによる死亡は約2万1千件(結腸がんが1万6千件、直腸がんが5千件)と全体の14%を占めています。

これらの結果から、特に女性において、大腸がんの予防は非常に重要なテーマと考えられています。

大腸がんによる死亡が急増中?!人はなぜ大腸がんになるの?!

実はこの大腸がん、昔から多かったという訳ではないのです。厚生労働省による人口動態統計によると、1950年から2000年までの10年間で大腸がんによる死亡数は約10倍にまで増加しているのです。

さらに結腸がん、直腸がんに分けてみると、結腸がんによる死亡数が明らかに急増しており、男性では50年前の約20倍、女性でも約14倍となっています。

このような大腸がん急増の背景の1つとして、食生活の欧米化、特に動物性脂肪の摂取量の増加による結腸がんの増加が原因と考えられています。

そもそも、大腸がんはどのようなメカニズムで発症するのでしょうか?

大腸がんは、大腸の粘膜の細胞の遺伝子に異常が発生、何らかの原因で細胞ががん化してしまい、大腸の壁に深く広がっていくと考えられています。

また、この粘膜細胞のがん化や異常の発生リスクは、腸内の状態、いわゆる腸内環境によって大きく左右されることが分かっています。

例えば、動物性脂肪、牛肉、豚肉などの獣肉、牛乳や乳製品などの動物性食品の摂取が増えたり米や食物繊維の摂取が逆に減ったりと、私たちの食生活が徐々に変化してきています。

そうすると脂肪の消化酵素である胆汁酸の分泌量が増加、また食物繊維量が少ないため、便が腸内に留まる時間が結果的に長くなります。

このような腸内環境の変化により、腸壁と胆汁酸が接触する時間が長時間化し、胆汁酸が粘膜細胞の遺伝子を傷つけるなどして、がん化のリスクを高めているとされています。

もちろん食生活の変化以外にも大腸がんの危険因子と考えられるものがあります。

当然、遺伝的な要因も考えられるため、家族に大腸がんを患った人がいる場合などは注意が必要です。

また、一般的に喫煙習慣や過度のアルコール摂取は細胞のがん化リスクを高めるとされており、たばこや過剰な飲酒も大腸がんの原因となり得ます。


大腸がんの予防に重要なこと


(1)食生活を変える

大腸がんが急増している背景の1つが、動物性脂肪の摂取量の増加であることから、やはり大腸がん予防に大切なのは食事習慣。

消化に時間のかかる動物性食品の過剰摂取はできるだけ控えた方が良さそうです。

動物脂肪を多く含んだ食品の摂取により、便が長く腸内にとどまり大腸がんのリスクが上がることを防ぐために、消化が良く、排便を促進する食品をより多く摂取することが大腸がん予防に必要です。

例えば、緑黄色野菜や貝類、玄米、麦飯、豆腐などは積極的に摂取した方が良い食品です。

これらの食品は動物性脂肪を含まないだけでなく、細胞のがん化を防ぐ役割があると考えられています。

また、特に大腸がん予防に効果的と考えられるのは、便秘の改善にも効果のある食物繊維やヨーグルト、オリゴ糖の摂取です。

食物繊維は排便を促進しますので、仮にがん化リスクのある物質が腸内に入ってきたとしても、長く腸内にとどまらせることなく体外に排出できます。

またヨーグルトは腸内の乳酸菌を増やし、有害な菌による細胞のがん化を防ぐ役割を期待できます。

オリゴ糖は、腸内にもともといる善玉菌(ビフィズス菌など)の数を増やしてくれて、腸内環境をととのえてくれます。

毎日の排便を良い状態に保つために油分の少ない食事を心がけること、これが大腸がん予防の第一歩です。

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(2)運動不足を解消する

一般的ながん予防としてよく言われる「禁煙」や「過度の飲酒を割ける」ことも、当然大腸がんの予防としても効果的ですが、中でも重要なのは「運動不足を解消する」ことです。

国立がん研究センターによる「運動とがん」という調査によると、定期的に運動をする人とそうでない人ではがん罹患リスクで10%以上の差が出ることが明らかになっています。

特に男性の結腸がんにおいては、運動をするグループは、そうでないグループに比べて、がん発生リスクが40%以上低くなるそうです。

特に男性の場合、結腸がんの予防方法としては、定期的な運動習慣は欠かせない手段と言えそうです。

定期的な運動と言っても、特に激しい運動は必要なく、毎日の生活の中でできるだけ身体を動かすように意識することが重要。

例えば、毎日、1日の合計で60分以上歩いたり、週に1回何かスポーツをするなど、少しずつでも運動する習慣を保つことが大切です。

運動不足による便秘


大腸がん予防のためにも、定期的な健診を!

大腸がんは早期に発見し、早期に治療を行えば、比較的治癒する確率が高いがんであることが分かっています。

大腸がんが重篤化することを予防するという意味では、定期的な健診、仮に大腸がんに罹ったとしてもすぐに見つけることがとても重要です。

大腸がんの検査は「便潜血検査」と呼ばれる比較的簡単な検査で行うことができます。

この検査では自宅で採取した便をもとに、病院などの医療機関で便に潜む血液の有無を調べてもらいます。

大腸がん、あるいは大腸にポリープがあると、腸内を便が進むときに便と腸管の表面が擦れてわずかな血液が付きます。

便潜血検査ではこの便に混ざったわずかな血液も検知することができ、がん検診の中でも最も信頼性の高い検査の1つとして知られています。

近親者に大腸がんに罹った方がいるなど、大腸がんを積極的に予防したい方は年1回程度、便潜血検診を定期的に受けることをお勧めします。

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