ビール酵母の入ったビール
エビオスやアサヒスーパービール酵母Zなどのビール酵母は、ビールを作るときにできる副産物と言います。ビール酵母には驚きの便秘への効果があります。

ビール酵母って何?

自然界の微生物の一つで、発酵食品を作るのに使われます。ビール酵母はビールを作るときに使われる微生物です。

ビールは、大麦の麦芽(ばくが)を煮た汁から作ります。麦汁(ばくじゅう)にホップとビール酵母を加え、発酵させて濾(こ)し、瓶詰して作ります。

濾した過程で出るのがビール酵母です。ビール酵母は、ビール酵母本来の力に加えて、麦汁の栄養成分を豊富に含んでいるのが特徴です。

酵母にはいくつか種類があります。パンを作るときに使われるパン酵母(イースト)、ビール酵母、日本酒酵母、ワイン酵母などが代表的なものとして知られています。

今わかっている酵母全体の種類は、350種類ほどです。


ビール酵母がなぜ便秘に効くの?

酵母には、便秘を解消する2つの力があります。

・消化を助けるため、食物の残りかすが発生しにくくなる

酵母は主に糖質の分解吸収を、腸で行う働きがあります。消化吸収しきれない食物の残りかすは、悪玉菌のエサとなって腸内環境を悪化させます。

酵母の働きによって、腸内に余分に残る食べ物の残りかすが発生しにくくなれば、悪玉菌は食べ物が減るので増殖しにくくなります。

悪玉菌が減ることによって、腸内環境は改善するので便秘が解消されるのです。


食物繊維を含んでいる

ビール酵母は、それ自体が食物繊維を含んでいます。食物繊維は水分を含んで膨張し、腸を刺激する働きと善玉菌を増やす働き、有害物質や不要物を腸に吸収させない働きがあります。

ビール酵母の食物繊維は、例えばエビオスですと1日量が茹でキャベツ100gと同じ食物繊維の含有量になります。たまねぎ100gよりも多く含まれています。


ビール酵母の便秘解消以外の効果

ビール酵母には、免疫力向上効果、疲労回復効果、肥満防止効果があります。


免疫力向上効果

ビール酵母には、β‐D‐グルカンという成分が非常に多く含まれています。この成分は血液中のマクロファージ(大食細胞)や、NK細胞を活性化する働きがあります。

マクロファージはウイルスや細菌を食べてくれる細胞、NK(ナチュラルキラー)細胞は、最前線でウイルスなどを見つけ次第退治してくれる細胞です。

これらの免疫細胞が活性化するので、免疫力を上げることができます。


疲労回復効果

ビール酵母には、ビタミンB群が豊富に含まれています。ビタミンB群は、タンパク質や脂質の代謝を助け、細胞の新陳代謝を助ける働きがあります。

新陳代謝に必要なエネルギーを与えることができるので、ビール酵母は疲労回復に役立つのです。


ビール酵母を含んでいる製品


エビオス

内容:乾燥酵母7,125㎎(1日量)
1日量の中に、食物繊維を2.0g、ビタミンB群を約1.0mg含んでいます。


エビオスの便秘への効果
口コミでは「5日で効果がある」「整腸作用があるし、依存性もないので安心」の声があります。

食物繊維の摂取目標量は、成人男性で1日20g、成人女性で1日18gです。エビオスは1日2gなのでこれだけでは足りません。頼り切らずに、野菜を摂りいれた食生活をするとよいようです。

エビオスは味が好き、と言う方も多く、タブレット代わりに噛んで食べている人もいるようです。が、1日摂取量目安を超えることは、下痢やその他の副作用を発症してしまう原因にもなりかねません。ほどほどにしておきましょう。


アサヒスーパービール酵母Z

アサヒスーパービール酵母Zは、乾燥酵母量が明記されていません。

ビタミンB群を強化してあるので、1日量にビタミンB群は約13㎎入っています。食物繊維量は明記されていません。


アサヒスーパービール酵母Zの便秘への効果
口コミでは「便秘よりもむしろ疲労回復に効果がある」という声が有力です。


アサヒスーパービール酵母V
ビール酵母には本来含まれていないビタミン類を添加したビール酵母です。鉄など4種類のミネラルも強化しており、食生活が偏りがちな人に勧められています。


ビール酵母の副作用

ビール酵母には次のような副作用が報告されています。


アレルギー反応
吐き気や頭痛がすることがあります。ひどい吐き気に襲われる時は、アナフィラキシーショックの可能性がありますので、すぐに病院へ行きましょう。

ビールにアレルギーのある方や、ビールを飲むと吐き気がする方は、この副作用が起きることが多いようです。


痛風の方は気を付けて
ビール酵母にはプリン体が含まれています。痛風の方は、プリン体摂取を制限されている方がいます。プリン体摂取を制限されている方は、かかりつけの医師に相談してください。

一般的には、過剰摂取しなければ大丈夫です。

レバー100gに対しプリン体は300㎎ほどですが、ビール酵母に含まれているプリン体の1日量は113㎎です(エビオスの場合。アサヒスーパービール酵母Zは不明)。


薬を飲んでいる方は飲み合わせに注意
持病があって、治療のために薬を飲んでいる方は、飲み合わせに注意が必要な場合があります。各製品を出している会社に問い合わせるか、かかりつけの医師に相談してください。