センナ茶
センナはハーブの一種です。

ただのハーブではなく、医薬品として使われるほど強力なハーブで、使用には注意が必要です。

センナの効果と副作用についてまとめました。

センナの便秘解消効果

センナに含まれているセンノシドという成分が、便秘解消に効果的です。

センノシドは、胃や小腸では消化されない成分です。

そのまま大腸に調達し、腸内に水分を流入させる働きがあります。

水分が腸内に流入すると、便が柔らかくなります。

センノシドは、便を柔らかくする効果に加えて、腸内細菌によって分解され、レインアンスロンという物質に変わります。

レインアンスロンは、大腸を刺激して排便を促す効果があります。


センナの副作用について

センナは、妊娠中に飲むことはできません。

効果が強く、排便の際に強い腹痛を感じることもあります。

高齢者や子どもも服用は避けたほうが安全です。

大腸を刺激して蠕動運動を起こさせるタイプのものは、筋肉を収縮させる効果によって切迫早産や切迫流産のリスクを負うことがあります(効き目には個人差がありますので、万人に起こるリスクではありません)。

副作用は、主なもので

  • 腹痛
  • 全身倦怠感
  • 動悸
  • 吐き気、嘔吐

などがあります。

また、見逃せない副作用があります。

長期にセンナ茶を飲み続けた場合に限りますが、センナ茶には大腸を刺激に慣れさせてしまう効果があるのです。


センナ茶は大腸の働きを低下させる?

センナ茶は刺激によって腸に蠕動運動を起こさせます。

蠕動運動がおこると、腸管が伸び縮みして便を排出します。

ところが、腸は大変刺激になれやすい臓器なのです。

センナ茶を常用することは、腸を刺激に強い腸にしてしまう恐れがあるのです。

刺激に強い腸にしてしまうと、薬の量を増やしたり、もっと強い薬を使わなくては効果が現れなくなります。

一方、腸はどんどん自分から蠕動運動を起こさなくなっていき、やがてだらんと伸びきったゴムのようになってしまいます。

こうなると、治療に大変時間のかかる病気になります。

大腸黒皮症、別名大腸メラノ―シスという病気がこれです。

センナ、ダイオウ、アロエなどは大腸メラノーシスを引き起こす危険性があるとされています。

大腸メラノーシスとは?

大腸メラノーシスとは、アントラキノン系の大腸刺激剤を長期間引用することによっておこる病気です。

注意してほしいのは、「センナ→ダイオウ→アロエ」のような服用の仕方をしていて、「成分が違うから長期飲用じゃない、大丈夫!」と安心していることです。

これは、同じアントラキノン系の成分をずっと飲用していることになってしまうのです。

アントラキノン系の薬剤をずっと飲んでいると、大腸にメラニン色素の沈着が起こります。

腸管の中に張り巡らされている神経細胞を減少させる働きもしてしまうことがわかっています。

神経細胞が減少すると、刺激に対して鈍感になります。

アントラキノン系の下剤は、毎日の服用を4か月間続けることで大腸メラノーシスを生じさせます。

断続的であっても、9か月から12か月摂取すれば生じてしまうこともわかっています。

大腸メラノーシスは、大腸がんとも深い関係を疑われている症状です。

また、神経細胞の減少で刺激に弱くなるだけではなく、弛緩性便秘(腸がゆるんでしまって便を出す力がなくなる)や、巨大結腸症(腸がたるんでしまい、便をため込むようになってしまう症状)の原因となります。

長期間の飲用にはくれぐれも注意してください。


センナ茶には、ミネラルバランスを崩す働きもある


センナ茶には、体内のミネラルバランスを崩してしまう働きもあります。

大腸は、便を押し出すだけの臓器ではなく、水分とミネラルの吸収を行う消化器でもあります。

センナ茶は、腸に急に水分を流入させて内容物を流しだしてしまうため、まだ吸収されずに残っていたミネラルも一緒に流しだしてしまうことがあるのです。

大腸からミネラルを吸収できなくなることは、体内のミネラルバランスを崩すことにつながります。

これらの理由のため、センナ茶は便秘に困っている短期間のみ使用するもので、長期間の飲用は危険とされています。


授乳中なら大丈夫?

赤ちゃんが下痢を引き起こす可能性があります。

センナの成分は母乳を通して赤ちゃんに移行するからです。

センナの成分が母乳に移行する量は、ほんのわずかだといわれています。

ですが、赤ちゃんの月齢や体質により、成分の効果が強く出るかどうかも個人差があります。

赤ちゃんの内臓は刺激に弱く、下痢を起こした場合は、急な脱水状態に陥ることもあります。

赤ちゃんに危険のあることは少しでも避けたほうが良いでしょう。


依存性のないお茶を飲みましょう

大腸から便を理想の柔らかさで排泄するには、1日成人2.5Lの水分が必要とされています。

これは、食事等でとる水分も入れての概算です。

センノシド、ダイオウ、アロエ、キャンドルブッシュなどの成分が入っているお茶は腸に依存性をもたらします。

便秘に効くお茶というふれこみでも、成分表示をしっかり見て依存性物質の入っていないお茶を選ぶようにしましょう。

依存性のない、天然成分だけが配合されている便秘茶では、「するっと抹茶」などがおススメです。

これは、妊娠中の女性でも安心して飲めるように作られています。

どのお茶が安全か、調べるのが面倒なときに検討してはいかがでしょうか。⇒するっと抹茶の効果や体験談を見てみる。